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ご意見&ご質問
ご意見&ご質問への回答
 このページでは、オフィス・ブレーン代表の船戸健行が、声優に関するいろんな事柄について記載しています。今後もどんどん追加していきますので、聞きたいことがある方はこちらから気軽にお送りください。
  声優デビューは…
  声優オーディションについて
  日常での意識と収録現場での意識のありかた
  普段はどんな訓練を?
  引き出しって?
声優デビューは…

 私のように劇団からというパターン<現在も弊社とおつきあいのある、劇団ムーンライト・野沢雅子さん主催;野沢オフィスさんのように大御所が劇団とプロダクションシステムを兼ねてる所や、児童劇団若草;八重垣事務所、青年座など>も、現在でも幾つかあると思いますが、今も昔も(私が知っている25年くらい前も)大抵は、劇団代表が有名声優だとしてもマネージメントはどこかのプロダクションに所属しているケースが多いです。それは、どうしてもマネージメント力がプロダクションには敵わないからでしょう。

 ですのでテレビアニメの声優になりたいというのなら、劇団活動で頑張った評価を得てプロダクションに推薦してもらうのか、大手プロダクション養成所で勉強し、その事務所の所属を目指すのかといったところが主流になると思います。なかには、歌手から転向した水樹奈々さんのようなアイドル声優やタレント・お笑い芸人から声優業に向いていた方もいますが、声優を最初に目指されてこれを読んでる皆さんは、タレントからの転身パターンは当てはまらないでしょう。

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声優オーディションについて

 なかには、アニメテレビ番組もあきば系イベント絡みのしかけで一般から応募も稀にあるようですが、やはりテレビアニメのオーディションは、マネージメントのしっかりした 声優プロダクションからが一番チャンスが多くなります。仲間に聞いた話ですが、「サイボーグ009」や「どらえもん」の時は、都内中の声優が集まり、誰もが知っている大御所から新人まで何日もかけて選んだようです。 そこは、純粋に作品のなかのキャラクターを求めて人を選んでいる(番組プロデューサーやクライアント、ディレクターなど)ので、競争率はかなり高いですが大きなチャンスです。

 弊社でキャスティング収録しましたグローランサーIV<©アトラス>でご出演頂いた、櫻井孝宏さんは「サイボーグ009」でみごと主役を射止め、アイドル声優として現在も大活躍です。たった2時間のスケジュールを抑えるのも大変でした。声優プロダクションのオーディションでは、それぞれの特色がありますので受ける場合は多少の把握は必要かもしれませんね。

 いずれも比較的にと言う意味ですが、81プロデュースさんはNHKに強く、 アーツビジョン・アイムエンタープライズ・マムスさんはアイドル声優を多く輩出し、青二プロダクションさんは、総合的な知名度をもち、シグマセブンさんや大沢事務所さん、俳協さんはCMやナレーションなど、マウスプロモーションは外画(外国語映画の吹き替え)が強くなど、いずれも実力者が揃っていますが、受験する時は、自分を知って事務所を知って、オーディションに望む事がよりよいでしょう。

 ほかにも弊社とおつきあいさせて頂いてるプロダクションでは、賢プロさん、ケンユウオフィスさん、バオバブさん、ビックショットさん、ビーボさん、ティーズファクトリーさん、青年座さん、野沢オフィスさん、リマックスさん、元気プロジェクトさん、タワーズさん、ケッケコーポレーションさん、OFFICE薫さん、アールエムイーさん、トリトリオフィスさん、アトリエピーチさんなど多くのプロダクションマネージャーが活躍されている事務所とコンタクトを取っています。 このほとんどが、毎年、多くの新人を募集し、新しい個性の発掘に取り組んでいます。 まだまだ、いっぱい大手から分裂した声優事務所があります。

 いずれもどこに入れば仕事が多いとか言うのではなく、やはり自分自身の問題なんでしょうね。もちろん、運も大きくありますよ。ただひとつの選択方法としては、自分の個性が多くいない事務所さんを選ぶのは懸命かもしれません。事務所側も、その目線で選ぶことが多いようです。 そういう意味では、自分の事を知っておく事が大事です。

 あと、養成専門学校とのプロダクションとの連動も多少あるようですので、そのことも知っておいたほうがよいでしょう。素人から事務所養成所に合格するのは、所属に比べればそんなに難しくありませんが 所属する際には、やはり素直さと明るさは大きな要素です。やる気とか礼儀とかは当たり前の事です。

 田舎モンの私も若い頃は、心が白紙に近いほど、いろんな色に染められて楽しみがあると言われ、多くの作品オーディションを受けるチャンスはありました。 今はゲームなどで立場上、選ぶ側の方になりました。やはり、同感です。 事務所に所属してからは、所詮は、人と人のお付き合いなので、マネージャーと大きく気が合う、可愛がって意識してもらう、番組ディレクターに意識してもらうなど、相性の問題が大きいチャンスを掴むか否かってこともあります。

 作品キャラのオーディションについては、うまいとかへたではなく、求めているキャラと決定権を持つ方(クライアントや番組プロデューサーなど)のイメージがあうかどうかなので、落ちても運ですので、気にする事ありません。それよりも精神的に健康な状態をいつも作り、何度でも前向きに挑戦することが大事です。そんな人は必ず、世に名前が出てきます。

 あとは、ビジュアルも大事なので、自分に合ったファッションや表情は知っておきましょう。鏡を見る癖はつけたほうがよいですね。現場では、瞬発力が重要視されますからね。普段の訓練の中から悩まず出していきましょう。

 ちょっと宣伝がましくて申し訳ないですが 弊社が主催するワークショップでは、リラックスと緊張を身体で覚えることにより現場に強くなり、そんな声優プロダクションオーディションに強くなれることもひとつの目的としています。参加してみて下さい。いいオーディション情報を耳にしたら掲載しますね。

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日常での意識と収録現場での意識のありかた

 私から普段に演者として意識する事へお伝えできるのは、人の観察と想像(イメージ)することですかね…。街で見かけた人や本を読んでイメージし、書かれても聞いてもいないその人の人生を勝手な背景を作ってドラマをチックに想像してみる事も面白いですよ。ただし、妄想している間も、いつも冷静に見ているもう一人の自分がないと演者とはいえません。そのことは非常に大事です。これは喜怒哀楽を表現する時も同じです。 それに、妄想に入りすぎて犯罪者になってしまっては、人生終わりですから…(笑)

 収録現場では、やはり常識的な挨拶や態度が必要ですね。 それは、誰にでもしっかりと自分を伝えようとする意識なので、皆にしってもらえるようよい印象を与えましょう。新人の間は特に、笑顔と元気と空気を読む賢さですね。

 あとは、頑張ってる人にはエールを送って人を尊敬できる自分を磨く事ですかね。 それが、自分の負けないって向上心が生れます。 でも、演じてる時に遠慮して自分が出せないようではだめですが…。でもこれは、現場数…慣れが一番おおきいですね。最終的には、いかに自分が楽しいって感じられるかってことです。 修行は苦しいけどめっちゃ楽しいって思えるかどうかで、長くあきらめずに夢を追えます。なにせ、楽しいと自分で感じなくちゃ人にもそう伝わらないですから… 。声優はエンターティナーでもあるんです。 遊び心で、エンジョイしましょ。 私も、40半ば過ぎてもなかなかできませんが、緊張すると自分が出せないので、自分なりのリラックス法を会得しましょう。

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普段はどんな訓練を?

 私のケースは、20代のほとんどが舞台ばかりしてましたが、とても自信に繋がりました。 しかし、私の場合はあまりに芝居に頑固になりすぎて素直さが持てず、スタッフにあまり好かれなかった反省点がありますが…。しかし舞台の環境があれば是非お勧めです。チャレンジしてみてください。 活躍する先輩俳優・声優・スタッフもみんなそう思っています。

 ちなみに私くらいの世代以降のこの業界人は、 「声優って職業はない! みんな俳優だ!」と言い切ります。声のみで演じるんですから顔出して演じるよりより、ひょっとしたらもっと大変かもしれないですね。

 顔は出さないからって汗かくことも忘れないで下さいね。運動は身体を軽くし健全な精神になれるので、素直な笑顔など素敵な自分を作ってくれます。ビジュアルも大きな要素なんで、鏡を見て自分の素敵な表情を見つけることや仲間からも自分にあったファッションが認められることって自分を知り磨く事になりますよ。決して高いお金を使わなくってよいんです。ファッションを通じていろんな自分になりきるのも日々楽しくてよいでしょう。

 それにカラオケもいいですよ。あなどれません。 なりきっちゃって歌うのもとてもプラスになりますし、自分で歌うにしても、歌詞を大事にしてイメージして自分で自分を演出することも役に立ちます。銀座のクラブのオネエ様は、うまく自分を表現して歌える人は、仕事ができるんだろうなって考えるそうですよ。

 普段の意識で、人の観察(動物含む、アニメの最初はみんな動物からです)や 想像(イメージ)することですから、そう思ったら声の出せる所で実際、声に出してみることですね。喋る仕事ですから、いいづらい単語やセリフをはっきりと喋ること…、新聞や雑誌を毎日、声を出して読む事はとても大事です。一歩進んで、さらにイメージして読めれば、なおいいですね。イメージした事を、人前で急に始めると変な人と間違えられちゃいますが、友人に面白おかしく、声色や身振り手振りを使って、お話しするのは良いと思いますよ。それか部屋で声のイメージだけでも、思ってる声が表現できるかを出して体感してみる事もよいでしょう。それが引き出しを増やす事につながり、演じる事が楽しくなると思います。

 最近、私はゴルフを打ちっぱなしで練習してますが、10日間行かないだけで、また元に戻っちゃいます。もちろん、センスの問題もあると思いますが…。うまい人は、肩の力が抜けていて、なにげなくしっかりしたショットを打っています。 それを見て、見よう見まねで楽に打とうとしても全然うまくいけません。やはりしっかりとした基礎があって何度も反復練習を繰り返してこそ、あのリラックスさのなかでのよいショットが生れるのです。

 本当の意味で肩の力を抜いて表現できるように、日々の意識と単純な訓練の繰り返しをやり続けることが大事なんですね。それって、多分すべて共通なのでしょうね。

 いっぱい書いちゃいましたが、やれることから無理せずマイペースでいきましょう。 私もまだまだ修行中…。共に思ったことやっていきましょう!人生まだまだ時間ありますから…

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引き出しって?

 よく私も俳優修行している頃、引き出しをいっぱい作れって言われました。 セリフに説得力がない! とかよく叱られたもんです。 でも何をどうやって? 言ってる意味は分かるんだけど、表現方法に戸惑ったもんです。

 でもそれって多分、その頃の私は好きな俳優のものまね(亜流)で、なんとなくそう言う風に言って見たいだけってことだったのでしょう。やっぱりセリフってちゃんと自分でいったんその気持ちを作って言葉に出さないと説得力がないんです。

 なので、いつも生活の中から、テレビを見ても本を読んでも人と話しても一人でいてもそれをもう一人の自分がいて、「こんな時はこんな風に感じるんだあ」って引き出しに入れていくことが自分の財産になっていきます。それを、シーンやキャラクターにあわせて引き出しから取り出すってことですね。

 「じゃあ長く生きてる人がいいだけ」って思った人は、ある意味正解ではずれです。やはりその意識で生活してる事が大事なんです。若い人にだけしか出せない感情や感性がありますから、それを引き出せればよいんです。上手い表現ってのはキャリアが作ってくれるのでしょうから、若手のうちはそんなことは誰も求めていませんし、できません。感じたものを感じたように表現できるよう、心の引き出しにストックして入って下さい。

 あとひとつ加えると、 例えば現場では、「そのセリフ、もっと怒って…」とか言われる事があります。 引き出しの少ない状態だと、できるだけ恐い声をつくって大声で叫ぼうとしますが、実は真逆に、軽く笑いながら、感情を抑えながら表現するほうが、はるかに怒ってることを伝えられる場合があります。

 同じ気持ちにも、大小があるのでそれをストックしておきましょう。 その同じ大の感情でも、表現は幾つかあります。その大の感情を表現して、採用か否かはディレクターや作家の好みの問題なので間違いではありません。が、ディレクターの求めてるものに対応できるように、同じ喜怒哀楽でもいろんな事をストックできた方が、仕事量は増えます。

あとは世代や職業を意識して、表現できるようになればもともっと引き出しが増えていきます。まずは、できるところから…。一歩一歩増やしていきましょう。 表現力を増やすのには、何一つ無駄な事はありません。 どんどん遊びも仕事も大いに楽しみましょう!

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